あざとほくろ

症状

あざには、茶色いあざと、赤いあざがあります。茶色はメラニン色素の色、赤色は血液の色が透けて見えるのです。
生まれつきのこげ茶色のアザは、先天性色素性母斑と呼ばれれるものです。母斑細胞といわれるメラニン色素を持つ細胞が増殖してできます。少し盛り上がっていることが多く、濃い毛が生えていることもあります。この母斑細胞が増殖してできた腫瘍を母斑細胞性母斑といい、小さくて丸いものを俗称で「ほくろ」と呼んでいます。青っぽく見えるほくろは、母斑細胞が皮膚の深い部分で増殖しているための色調の変化です。一方、平らで淡い褐色のあざは扁平母斑と呼ばれ、こちらには母斑細胞はなくメラニン色素の増加のみを認めます。いずれも良性ですが、ほくろの癌はメラノーマ(悪性黒色種)と呼ばれます。日本人では胃癌や肺癌などに比べるとまれですが、転移しやすく、早期発見、早期治療が大切です。また、ほくろに似た黒褐色の悪性腫瘍(基底細胞癌)などもあります。これらは、現在ダーモスコープという拡大鏡を用いてある程度区別することが可能になりました。もし区別がつきにくい場合は切除して病理検査で診断します。
赤色のあざは血管腫と呼ばれるものでいくつか種類があります。いちごのように盛り上がったいちご状血管腫や、平らで赤い単純性血管腫、小血管が皮膚の下層で増殖する海綿状血管腫などがあります。まれに悪性の血管肉腫もあり、出血したり、潰瘍を伴います。

治療

ほくろは手術で切除するのが基本ですが、小さいものや浅いものはレーザーという選択肢もあります(自費診療となります)。手術で取りきってしまえば再発もありませんが、傷あとが残ります。レーザーは再発したり、レーザーのあとがやけどのあとのようになることもあります。どちらの治療にせよメリットとデメリットがありますので、症状や部位に応じて治療方法を選ぶことになります。もちろん悪性を疑う場合は切除のうえ病理検査が必要です。当科ではメラノーマに関しては、がんの専門医療機関に紹介しています。
扁平母斑や血管腫は状態に応じてレーザー治療を行うこともあります。但し、あざの種類に応じてレーザーの種類も異なってくるため、当科ではあざの種類を診断したうえでレーザーの専門機関に紹介しています。

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