呼吸器内科・呼吸器外科
エキスパートによる呼吸器病診療
当科に関するページ一覧
当科からのお知らせ
概要
呼吸器内科
呼吸器内科には、長引く咳でお困りの方が多数受診されています。画像検査や肺機能検査だけでなく、丁寧な問診と豊富な経験をもとに原因疾患を的確に診断し、それに応じた適切な治療をご提供しています。感冒から肺炎に至るまでの急性呼吸器感染症、喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の方も多いため、最新のガイドラインに沿った治療をご提供しています。
また、誤嚥性肺炎についても臨床経験豊富な呼吸器専門医・老年科専門医が診療にあたります。摂食嚥下リハビリテーションをはじめとした呼吸リハビリテーションも、医師や看護師、リハビリテーション専門職がひとつとなり積極的に行っています。
呼吸器外科
肺がんの診断・治療の経験豊富な呼吸器外科専門医が、患者様の個々の状態を考慮し、最適な治療法を迅速にご提案しています。
また、手術が必要な場合には、国際医療福祉大学三田病院や東京医科大学病院などの施設を優先的にご案内します。
肺がん治療に関するセカンドオピニオンも承っておりますので、安心してご相談ください。
呼吸器内科の診療内容
慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease: COPD)とは、肺気腫、または慢性気管支炎両者の合併により閉塞性の換気障害を特徴とする病気で、通常ゆっくりと進行します。虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞など)、脳血管障害(脳梗塞・脳出血など)に次いで死亡原因の第3位になる勢いで、日本では530万人以上いるといわれていますが、今のところ23万人の方しか治療を受けていないようです。日本人ではほとんどがタバコの影響です。禁煙した後、20~30年後に症状が出る場合もあります。慢性の咳、痰がある方、階段や坂道での息切れ、動悸、風邪をひきやすい、などを訴える方は要注意です。“ただの風邪(!?)”と、そのままご自身で治してしまい、放っておかれている方は要注意(!!)、COPDの可能性があります。胸のレントゲン・CT検査、肺機能検査を行いましょう。“肺気腫は治らない”と言われていた時代と違い、今は吸入薬、貼り薬、飲み薬にも良い薬があります。呼吸法や運動療法、栄養療法などを含むリハビリテーションもあります。また風邪症状から始まる肺炎・高齢者に多い肺炎(誤嚥性)・肺結核、その他肺がんなども、診断をつけるためにはこれら検査を早急に行う必要があります。
気管支喘息は発作性に呼吸困難感をきたすものです。こちらも現在は効果が期待される吸入薬が開発されています。
禁煙にご興味のある方はぜひ“肺年齢”測定をお勧めします(特にCOPDを疑われている方はお早めに検査して下さい)。ご自分の肺の力がどの程度なのか客観的に分かります。禁煙の動機づけにはふさわしいと思われます。また様々な肺のお薬の効果を判断する上でも“肺年齢”を持続して測定すると意義があります。検査をご希望の方は、遠慮なく呼吸器センターをご受診下さい。
対象疾患
呼吸器内科の主な対象疾患
慢性咳嗽(咳喘息、アトピー咳嗽など)、感冒、急性気管支炎、肺炎、気管支喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、肺気腫、慢性気管支炎、誤嚥性肺炎
呼吸器外科の主な対象疾患
肺がん、縦隔腫瘍、自然気胸、胸膜腫瘍
- 診療・予約のお問い合わせ
- 03-6864-0489 電話受付時間:日・祝・年末年始を除く8:30~17:30