特徴

総合的な診療体制
全科をバランスよくそろえ、各分野において高い専門性を持った医師やスタッフがいろいろな疾患に対応しております。78床のベッド数に対し、当院の常勤医師数は約80名。医師不足が社会的な問題となっているなか、当院では患者様に安心して医療サービスをお受けいただけます。また、センター方式によりチーム医療の実現を図っておりますが、中でも、外科と内科が連携することで診療科間の垣根を取り払い、シームレスな診療を行っている呼吸器センターなども特長のひとつです。
放射線機器についても1.5テスラMRIや64列マルチスライスCTなどを完備し、患者様の動線に配慮したゆとりのあるスペースを確保することで、各種検査の迅速化を実現しております。さらに、同じ区内にあるグループ施設の山王メディカルセンターや国際医療福祉大学三田病院と連携することで、万全の診療体制を敷いております。
ホテルスタイルの充実したアメニティ





都内有数の高級住宅街が周辺に立地する当院では、受付ホールに高さ27mのアトリウムを採り入れ、広々としたスペースを確保しています。病院にありがちな喧騒とはかけ離れた、落ち着いた雰囲気を感じていただけるよう配慮しております。
外来診察室や病室は、温かみのある木目調を基調とし、絵画を随所に飾ることによって心安らぐ雰囲気を演出いたしました。
さらに外壁には、花崗岩を使用し周囲の環境との調和をはかるなど、およそ病院とは思えないぬくもりと風格を感じさせる佇まいとなっております。
入院は、バス・トイレ付き・インターネット接続も可能なホテル様式の個室で、快適にお過ごしいただけるよう、きめの細かいサービスをご提供しております。お食事においても、栄養に気を配りながら一般病院にはない和洋さまざまなメニューを取りそろえ、有田焼の陶磁器でご提供するなど、アメニティの質的向上を日々図っております。
交通至便な環境
地下鉄千代田線の「乃木坂駅」と、地下鉄銀座線・半蔵門線・大江戸線「青山一丁目駅」のほぼ中間に位置し、各駅からそれぞれ徒歩数分と交通至便です。国道246号線に続く外苑東通り沿いに立地し、近くには赤坂御用地や神宮球場などもあるため比較的緑も多く、また、周辺には大使館や住宅街が控えており、都心にありながらとても静かで落ちついた環境です。
免震構造の建物

平成12年に現在の地に移転新築した当院は、地下2階・地上7階からなり、安全性の確保という観点から、大規模な地震にも耐えうる免震構造を採用しております。これは、建築的に最も効果の高いレベルとなり、地面に設置したいくつかの巨大なゴム輪の上に建物を乗せる工法で、震度7の地震でも体感は震度2程度、という画期的なものです。
院内コンサートの開催
毎月1~2回、1Fのロビーでコンサートを開催し、入院や外来の患者様、近隣の方々などにご好評いただいております。ロビー中央に位置する、世界でも数少ないグランドピアノ「ベーゼンドルファー・インペリアル」を中心にさまざまな楽器も加わり、演奏会を行っております。演奏者には国内外で活躍される方も多く、これまでに100名以上の方に開催いただきました。
グランドピアノ「ベーゼンドルファー・インペリアル」

山王病院のエントランスを入ってまず目にとまるのが、ロビー中央に位置するグランドピアノです。このピアノは世界でも数少ない「ベーゼンドルファー・インペリアル」というピアノで、鍵盤の数は一般のピアノより多く、低音域に黒色の鍵盤が位置します。ベーゼンドルファーは、古くはフランツ・リストが愛用したといわれ、他のピアノでは表現できない音色の奥深さと柔らかさから、ピアノ奏者であれば一度は演奏してみたいピアノであるといわれております。
この貴重なピアノは、当院をこよなく愛していただいている方からの寄贈によるものです。寄贈者は、このピアノの本来の音の響きを表現できる場を探しておられ、当院のロビーを希望されました。しかし、設置後すぐに本来の音色が奏でられたわけではありません。ベーゼンドルファーは内部構造も独特で、弾きこんでからでないと本来の音は出ないため、設置当初は週に一度、ピアニストが練習を兼ねて音域の広いさまざまな曲を1年間弾いておりました。また、ピアノの反響音に対し、床にペルシャ絨毯を敷いたり、蜂の巣構造の木造敷物を試したりなど、音響効果の試験を何度となく繰り返しました。こうして、最終的に一番良い音がでる現在の位置に固定され、院内コンサートなどでその美しい音色を皆様にお届けしております。