足のむくみ外来

ご案内

足のむくみは比較的よくみられる症状ですが、どの診療科を受診したらよいのか悩んでいる方も多くいらっしゃることと思います。当院の血管外科では「足のむくみ外来」を開設しています。足のむくみや腫れは、さまざまな疾患が原因となっている可能性がありますので、早めの受診をおすすめします。

担当医師 血管外科 菊池 祐二郎 先生
外来日 水曜日 午前、木曜日 午前 <完全予約制>

どうして足がむくむの?その原因と解消法!

靴下の跡が気になりませんか? 足のむくみは、一過性の生理的な現象と、病気の警告の場合、があります。当院のむくみ外来へ来られる方の約8割の方は、一過性の生理的なむくみです。しかし、数日間むくみが続いていたり、足の血管が浮き出ている場合には何らかの病気が原因で起こっている可能性もあります。病気の早期発見のためにも、できるだけ早めに医療機関を受診しましょう。

むくみのメカニズム

私たちの体は、心臓から、酸素や栄養分を含む血液を足の先まで届け、足の先から二酸化炭素や老廃物を含む血液は、心臓に戻ります。足の血液を心臓に戻すには、ふくらはぎの筋肉の伸び縮みで心臓へ押し上げる力(ポンプ作用)が必要です。このポンプ機能が低下すると、血液が滞り血管内に水分が溜まります。すると血管内の圧力が上昇し、血液中の余分な水分が血管の外へ押し出されてしまいます。この押し出された水分が皮下に貯蓄し足のむくみの原因となります。

むくみの原因

むくみには一過性のものと病気が原因のものとがあります。慢性的に起こっている場合には、心臓や腎臓などの機能が低下している可能性があります。自己判断せずに医師に相談してみましょう。

 

むくみの対処法

日常のちょっとした工夫でむくみの軽減・予防をすることができます。例えば、通勤途中やデスクワーク中にかかとの上げ下げや足首の曲げ伸ばし、歩きやすい靴を履いてウォーキングなど、こまめに体を動かしてふくらはぎの筋肉を使いましょう。入浴後の足のマッサージも血流がよくなり効果的です。足の循環をよくすれば、むくみは解消されます。

弾性ストッキングの選び方

症状に合ったサイズと圧迫圧のものを選びましょう

ご自身の症状にあった適切な弾性ストッキングを選ぶことが大切です。症状に合ったものを選択しないと、効果が得られなかったり、逆に血流を止めて症状を悪化させてしまうことがあります。初めて着用される方や、長年着用していても効果が得られない方は医師に相談してみましょう。

医療機器として登録されたものを選びましょう

足首の圧迫圧が最も高く、太ももに向け圧迫圧が低くなる段階的圧迫圧に作られている医療用弾性ストッキングを選びましょう。ふくらはぎの筋肉の働きを助け、停滞していた血液を心臓方向へ押し上げ血流をスムーズにします。最近ではクレイミネラルファイバーが編み込まれて作られた肌に優しいものもあり、冷え性の方にも効果的です。

このような症状にお心当たりがあればご受診ください

  • 足のむくみ だるさ 重さ 疲れ 痛み
  • 夕方になると足がパンパンになる 靴を履くのがきつい
  • 足首に靴下の跡がついてなかなかとれない
  • 足のすねを指で押すと凹んでなかなか元に戻らない
  • 足の血管が浮き出て気になる

このような足のむくみ症状が続いてお困りの方や、セルフケアを続けても解消されない方、自分に合った弾性ストッキングを選択の際には、ぜひ当院の「むくみ外来」や「血管外科」にご相談ください。担当医がむくみの原因を精査し、適切な診断・治療を行います。

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