治療効果(有効性)

膵がんのナノナイフの治療効果は、1)ダウンステージングと、2)延命効果の2つです。

1)ダウンステージング

切除不能局所進行膵がんはステージⅢ(膵癌取扱い規約第7版による)ですが、ナノナイフ治療によって「切除可能」な膵がんになる効果です。このダウンステージングにより、ナノナイフ治療後1~3ヶ月して膵がんの切除手術を行い、根治をめざします。
膵がんは比較的小さいうちから、門脈、腹腔動脈(ふっくうどうみゃく)、上腸間膜動脈(じょうちょうかんまくどうみゃく)に浸潤して切除不能となります。ナノナイフ治療によって、それらの血管に絡みついたがん細胞を殺すことによって血管とがんを切り離すことができるようになります。
米国ルイビル大学のマーチン先生のデータでは、200例の切除不能局所進行膵がんをナノナイフしたところ、50例(25%)が切除できたと報告しています。

2)延命効果

ナノナイフ治療によって、膵がんのほとんどのがん細胞を死滅させることによって、膵がんの進行を食い止め、延命を図る効果です。ナノナイフの治療後は抗がん剤の投与を行い、膵臓の外に転移したがんが出てくるのを抑えることによって、延命を図るものです。
ナノナイフで治療した膵がん患者さんの、全生存期間(診断から死亡までの期間)の平均は24ヶ月(2年)であり、抗がん剤の治療だけの12ヶ月の約2倍の延命効果が期待できます。

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