着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)のための研究分担施設に認定されました

2020年02月10日 大切なお知らせ診療内容

いつも当院をご利用いただきまして誠にありがとうございます。

このたび、日本産科婦人科学会主導による「反復体外受精・胚移植(ART)不成功例、習慣流産例(反復流産を含む)、染色体構造異常例を対象とした着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)の有用性に関する多施設共同研究」が開始されました。
山王病院 リプロダクション・婦人科内視鏡治療センターは、着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)のための研究分担施設に認定されました。当院は、臨床研究としてPGT-Aを提供いたします。

PGT-Aとは

PGT-A(Preimplantation genetic screening for aneuploidy)とは、体外受精によって得られた胚(受精卵)の染色体数を胚移植前に検査する技術のことです。女性の年齢により卵における染色体数的異常が増えることがわかっており、世界中で妊娠率を上げ、流産率を減らす方法として広く行われています。しかし、胚盤胞までの培養が必要であり、胚に侵襲を与える胚生検が必要となり、全ての細胞が同じ染色体数を持っているわけではないモザイク胚の存在など、検査上の問題点がいくつか指摘されています。

対象者

  1. 体外受精・胚移植(ART)施行中で直近の胚移植で2回以上連続して臨床的妊娠(胎嚢確認)が成立していない方
  2. 直近の妊娠で2回以上連続した流産(胎嚢確認後)を経験している方※
  3. 夫婦いずれかが染色体構造異常(均衡型転座、ロバートソン転座)の保因者である方

※除外基準 2.では子宮奇形の方と抗リン脂質抗体症候群の方は対象外となります。

臨床研究の流れ

内容 ご料金
1 ご夫婦で遺伝カウンセリングを受けていただきます 予約制(木・金・土) 20分:5,500円(税込)
2※ 同意書取得の上、採卵周期開始
3 胚盤胞が得られたら胚生検を施行し、PGT-Aを行います 検査費用 1個あたり 88,000円(税込)
4 PGT-Aの結果を遺伝カウンセリングでご説明します 予約制 20分:5,500円(税込)
5 正常胚があれば胚移植へ進みます

※凍結胚をお持ちの方で「対象者」に該当する方は、凍結卵を使用して3の検査へ進めます。その際は、別途「胚融解代」がかかります。

お問い合わせ

臨床研究参加ご希望の方は、リプロダクション・婦人科内視鏡治療センターまでお問い合わせください。

山王病院 リプロダクション・婦人科内視鏡治療センター
月~土(祝日を除く) 14:00~17:00
03-3402-3151