高齢者外来

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概要

人口の高齢化が進む中、高齢者は認知症ばかりでなく、うつ病など心の病にかかりやすいことが問題になっています。いまや、65歳以上の5%がうつ病、15%が認知症という時代の中で、これまで心の病を経験したことがなく、ご本人もご家族もどうしていいかがわからないという事態に多くの方が直面しています。
当外来では、このようなことに対して、患者さんご本人だけでなく、その対応に困っておられるご家族へのサポートも積極的に行っていきたいと考えています。

当外来の特長

高齢者の精神障害は、認知症の場合は脳の変性、うつ病や妄想の場合は神経伝達物質の異常が原因と考えられていますが、脳の画像診断や病歴などを総合的に判断しないと誤診が起こりやすく、治る症状についても認知症で片付けられてしまうことがあるのが現状です。
これは、我が国において、高齢者専門の精神科医が少ないことだけでなく、保険診療内で診療を行うことの限界から、ゆっくりと時間を取ってお話を聞くことができず、判断が難しいことにも起因しています。
当外来では、高齢者専門の精神科診療に30年以上の経験をもつ医師が、適切な診療時間を設け、できるだけ確実な診断と治療を行いたいと考えています。
時間に余裕を持った診療を心がけているため、原則保険外での診療となっていますが、一方で保険診療では難しかったご家族へのご相談を承ることも可能です。
また、「老年精神科」という名称は敷居が高いと感じる方が多いと考え、「高齢者外来」という名称となっています。精神科受診の経験がない方でも気軽にご受診いただけることを望んでいます。

実際の診療について

“完全予約制”で、原則30分間(自費有料)で診療を行っています。30分の時間をできる限り患者様とご家族に有効な形で使いたいと考えています。
これまでの治療歴や画像などの検査結果をお持ちいただければ、判断の材料にさせていただきます。画像がない場合は、当院で撮像します。
うつ病などの場合は、カウンセリング治療も行いますし、認知症などの場合は、家族の接し方や今後の対応について話し合うこともできます。 診察は2020年9月16日(水)以降の毎週水曜午前中の時間帯となります。

医師紹介

和田 秀樹
Hideki Wada

和田 秀樹(わだ・ひでき)

専門分野:精神分析学(自己心理学)・老年精神医学・森田療法
  • 非常勤
  • 国際医療福祉大学 教授

浴風会病院時代から30年にわたって、高齢者の心の問題と認知症について取り組んできた。高齢者のうつ病が認知症と誤診されるようなことがないようにしっかりと診断をしたり、現状では不治の病とされる認知症について少しでも進行を遅らせたり、精神症状を緩和できるような治療、あるいは家族の対応のアドバイスをしていきたいと考えている。そのほか、家族の悩み相談、財産管理の問題など、認知症や高齢者の精神障害にまつわる問題の相談を、長年の臨床経験と豊富な精神療法の知識を駆使して取り組み、お一人おひとりの患者様、またそのご家族に、予約制で十分な時間をかけた診療を行っている。

当科へのお問い合わせ
03-6230-3701(代表) 電話受付時間:8:30~17:30 (日・祝除く)