交通アクセス お問い合わせ ENGLISH IUHWグループ 山王メディカルセンター
ご来院される方へ

脳血管センター

脳卒中の総合的診療を行う脳血管センター

山王病院・山王メディカルセンターで外来を開設している脳血管センターでは、脳卒中の予防・診断・治療の総合的な診療を行っています。脳卒中は、日本人の5人に1人が発症するといわれており、介護保険の対象となる16の特定疾患のうち脳血管疾患が第1位を占めています。すなわち、健康寿命を短くする最大の原因は脳卒中なのです。
脳卒中の危険因子としては、高血圧・糖尿病・脂質異常・喫煙・大量飲酒・心房細動・メタボリック症候群・慢性腎臓病があげられますが、当センターでは、これらの危険因子を食事療法・運動療法・薬物療法により適切に管理する方法をアドバイスし、患者様との二人三脚で脳卒中治療ガイドライン(「医療情報サービスMinds」)の定める各患者様に応じた到達目標を達成できるように努力しています。実際、これらの危険因子を是正すれば、脳卒中の8割以上は予防できることがわかっています。


診療内容

脳卒中の原因と早期発見

脳卒中の原因はこれらの危険因子によるものばかりではありません。例えば原因不明の脳卒中や若年者の脳卒中がそれにあたります。その背景には、血液凝固異常・血管収縮・動脈硬化以外の血管の異常、心房細動以外の心臓病など特殊な原因が潜んでいる場合もあります。
また、「脳梗塞」、「脳出血」、「くも膜下出血」は脳卒中の代表的な症状ですが、これらの症状を発症していない無症候の段階での脳血管病変もあります。当センターでは、こうした病変の発見と対策に力を入れています。
脳ドックでは、脳卒中の前段階となる無症候性脳梗塞(隠れ脳梗塞)【図1】・無症候性頸動脈狭窄【図2】・無症候性頭蓋内動脈狭窄・虚血性白質病変【図3】・脳微小出血【図4】・未破裂脳動脈瘤がしばしば発見されますが、当センターではこれらの病変を検出できる最新の画像機器【図5・6】を備えています。
これらの病変が発見された場合には、より詳細な経過観察とより厳格な危険因子の管理が必要になります。

【図1】無症候性脳梗塞(隠れ脳梗塞)

【図1】無症候性脳梗塞(隠れ脳梗塞)

【図2】無症候性頸動脈狭窄

【図2】無症候性頸動脈狭窄

【図3】虚血性白質病変

【図3】虚血性白質病変

【図4】脳微小出血

【図4】脳微小出血

【図5】頭部MRI検査

【図5】頭部MRI検査

【図6】頸部血管超音波検査

【図6】頸部血管超音波検査

脳卒中を未然に防ぐTIAの診断

脳卒中は、一度発症すると言語障害や半身不随といった重篤な後遺症を残す恐れがあることから、発症を未然に防ぐ予防対策が最も重要です。また、脳卒中の前兆として一過性脳虚血発作(TIA)がありますが、TIAは見逃しやすく誤診率も高いので、専門医の高度な判断が要求されます。
実際、脳卒中の予防の水際作戦として、TIAの段階での早期診断・早期治療はきわめて有効であることが報告されています。当センターでは、TIAに的確に対処することにも最大限の努力をしています。

脳卒中の再発防止と認知症予防

一度脳卒中を発症した患者様は再発するリスクが非常に高くなり、再発することは寝たきりや認知症につながりやすくなります。
脳卒中の再発予防には危険因子の管理と抗血栓療法が必要ですが、抗血栓療法の適応は脳卒中の病型によって異なり、適切な抗血栓薬を選択しないとまったく予防効果が発揮されませんし、かえって有害な場合もあります。
当センターでは、脳卒中の再発予防対策にも万全を期しており、科学的な根拠に基づいて厳格な危険因子の管理と適切な抗血栓療法により、再発率を最小化することに努めています。
脳卒中と並んで健康寿命を短くしているのが認知症ですが、認知症と脳卒中は危険因子がほとんど同じです。つまり、脳卒中の予防は認知症の予防にもつながるのです。
当センターではこのような観点から、健康寿命を阻害する2大疾患である脳卒中と認知症を同時に予防することを大きな目標に掲げています。



医師案内はこちら

外来医師担当表はこちら