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がん局所療法センター

2016年4月、森安 史典医師をセンター長に迎え、「ナノナイフ」治療をはじめとした低侵襲のがん治療を行う「がん局所療法センター」を開設しました

当院は、消化器疾患、特に肝胆膵の腫瘍性疾患の診断と治療を専門とし、長年低侵襲治療を研究している森安史典医師(前東京医科大学臨床医学系消化器内科学主任教授)をセンター長に迎え、「がん局所療法センター」を開設しました。当センターでは、ナノナイフを使用したすい臓がん・肝臓がんの局所治療のほか、肝臓がんに対するラジオ波焼灼療法(RFA)など患者様の身体に負担の少ない低侵襲のがん治療を行います。
ナノナイフ治療は、これまで治療が困難とされていた切除不能な局所進行すい臓がんに対し、大きな効果が認められています。国内でナノナイフによるがん治療を行える医療機関は東京医科大学のみでしたが、このたび当院にて治療を開始します。
ラジオ波焼灼療法(RFA)は、超音波で観察しながら、太さ直径1.5ミリほどの電極針をがんの中心に挿入しラジオ波という電流を通電させ、針の周囲に熱を発生させてがんを壊死させる手術です。保険適応手術として認められ、肝臓がんに対する標準的な治療として位置づけられています。

ナノナイフによるすい臓がん手術

すい臓は太い血管に囲まれた臓器で、これらの血管にがんがからみつくと手術でがんを取り除くことが難しくなります。すい臓がんのナノナイフ治療の適応は、遠隔転移や腹膜への拡がりがない「切除不能の局所進行すい臓がん(ステージa)」です。ナノナイフ治療は2〜6本の針をがんを取り囲むように刺し、針と針の間に3,000ボルトの高電圧で1万分の1秒の短時間のパルス電流を流します。がん細胞に小さな穴を開け壊死させることで、血管を傷つけることなくがんを死滅・縮小することができる治療法です。当院では、開腹せず皮膚の上から超音波で観察しながら針を刺して行うため、出血や身体への負担が少ない低侵襲手術が可能です。